TOP > 福富健康院/マサゴ整骨院 日記 > 症状の問診 聞く⇔伝える 温⇔冷
「お風呂に入ったら、痛くなりましたが、温めた事が原因でしょうか?」と、
ザックリした説明で、原因を尋ねられる方は少なくありません。
「お風呂に入っている時から痛くなりましたか? それとも上がってからですか?」
湯船に入っている時に痛みが出たり、増強するのは、炎症により、
温めて痛みが増強した可能性が高いですが、
「風呂から上がって暫くして痛くなった」と言われるのは、
湯上りに冷やした事も 考えられます。
「温泉に行ったのに反って痛くなった」と言われる方の話を よく聞いてみますと、
温泉宿で、ポカポカ温まった後に、汗をひかせよう として扇風機に当たり過ぎたり、
浴衣姿に裸足で、土産物をブラブラ見て回ったりした等と
湯上りに冷やしていた 事が解ったりします。
また、「風呂で温まると気持ちが良くて、楽です」と言われながら、
上がってから、冷やすタイプの湿布を貼っておられる方は非常に多いです。
明かな原因での捻挫や挫傷などでは、炎症が起きている事が想定されるので、
温まるほどの入浴を控え、シャワー程度にし、患部を冷やします。
(この場合、患部だけ出して、浴槽に入れない様にしても
炎症部分にも血行が良くなる ので 意味が無いです!)
しかし、急性のものでも、ぎっくり腰、寝ちがい等 大した原因でない事で
起ったものは、冷えやストレスによる関節や筋肉のベースの上に
発生する事も多いので、冷やさない方が良い事が多いのです。