TOP > 福富健康院/マサゴ整骨院 日記 > 大阪名物 たこ焼き と 岐阜名物 たこ焼きもどき
私は、高校を卒業してから、大学を京都、専門学校、修行時代を大阪と すべて
関西で過ごしました。
20年前、岐阜に戻って間もない頃、どっぷり岐阜県民の家人が、友達の家に行った帰りに、
「私や友達の皆が絶賛する 岐阜で一番おいしい たこ焼きを買ってきたよ!」
と言って包みを差し出しました。
たこ焼きに目が無い私は、喜んで口にした瞬間、
「これがたこ焼き? うどん粉固めただけやん!」と口走ってしまいました。
それは、お好み焼きのふっくら感をなくして、固く丸めた物体でした。
家人は、「ここのたこ焼きは美味しいと評判で、実家の辺りからも皆一時間かけて
買いに行くのに!」
「でも、1時間も経って、こんなに真ん丸で、型が崩れてへんのはおかしいやん」
と、ちょっとした口論になりました。
あれから、時が経ち、岐阜でも、関西のお店がチェーン展開するようになって、
〝外カリカリ・中とろーり〟の本場のたこ焼きが市民権を得るようになりました。
実は、友達と大阪に遊びに行って、閉店間際の店でたこ焼きを買って
ホテルに持ち帰って夜食に食べた時、ぺしゃんこにしぼんだ たこ焼きを見た友達が、
「売れ残りの不良品を買わされた」
と酷く 怒っていたそうで、
今となっては、「本物を知らない事は恐ろしいね」 と 笑い話となっています。