TOP > 福富健康院/マサゴ整骨院 日記 > 岐阜城と信長居館跡
岐阜城跡が2月9日に、岐阜県23件目の国指定史跡に指定され、
3/25の新聞でも大きく取り上げられています。
岐阜城のある金華山麓の岐阜公園は、千畳敷とよばれ、
歴代城主の居館があった場所と伝えられてきました。
私達は、学生の頃、信長の居館は、
宣教師:ルイス・フロイスの手紙や、著書により、
贅を尽くした豪華な宮殿のイメージを持っておりましたが、
近年の発掘調査により、具体像が見えてきている様です。
城が軍事拠点であるのに対し、
居館はルイス・フロイスをはじめ、公家や文化人、大名からの使者など の
もてなしの場、迎賓館の様な役割を担っていた様です。
新聞によると茶室や手水を配置した構造が、
足利義政の別荘 東山殿(銀閣寺)と似ており、
将軍家の伝統を継承している事など、
革新的な信長のイメージと違う一面があった様です。
また、居館に訪問した方々の日記によると、山麓のお茶・能・踊りをはじめ、
食事の接待は信長公自らもてなし、山上の城の展望、長良川の鵜飼いと
心づくしの接待をしていたのは、意外でした。
見た目の豪華さで権力を誇示するのではなく、
一流の接待で その力を見せつけたのですね。
さすが、信長です。