TOP > 福富健康院/マサゴ整骨院 日記 > 問診による 病名推理と 原因推理
NHKの新番組『病名推理エンタメ!総合診療医ドクターG』を見ました。
ベテランの医師の先生が実際に診断・治療を行った患者さんの症例を
ドラマで再現して、患者さんの訴えられる 様々な症状は勿論、日常生活の話、
患者さんを演じられる俳優さんの、病気に関係する表情・しぐさ等からも推察して、
若い研修医の方達やゲストの方と、病名を推理していく と言う内容のもので
私達の施術にも 共通する点が多く、興味深く見る事が出来ました。
初回は、突然転倒×坂道が怖い 夫にも言えない事情・・ 等の 事例 から
前半のドラマから考えられる病名を上げ、後半のドラマで 消去法によりしぼり
導き出した結果は パーキンソン病 との病名でした。
今回登場されたベテランの医師の先生は、〝問診の重要性〟について語られて
おられましたが、私が専門学校時代から、鍼(漢方薬)の巨匠・藤本蓮風先生主宰の
北辰会などで学ばせてもらいました、鍼・灸 等の東洋医学においても
問診・視診を基本にする 弁証法 は必要不可欠の基本であり重要であります。
何故なら、病院でおこなわれるレントゲン(X線)検査、MRI検査、CT画像検査等を
はじめ、数値での評価検査等も、私共の業界には認められていないからです。
私達は、患者さんへの 問診・視診(歪み・動きの観察)・触診 等の情報を
照合しながら、症状の原因となる骨格の歪み・椎骨の歪みを 正に
番組で行われていた様な 照合法と消去法を組み合わせて、推理を積み重ねて
特定していきます。
今回、医師の先生も、様々な病気と鑑別できるだけの 豊富な知識と 経験が
必要な事が良く解りましたが、これは我々も同じです。
私は学校を卒業してから今日まで、技術向上の為、様々な研修会に出かけて
勉強・研究しておりますが、『バランス反射療法研究会』の会長でもある師匠は、
歪みと症状の相関性について 長年の研究の成果を ご指導頂いています。
そして、50歳を過ぎても 様々の研修会や勉強会に出かけ
多方面からの知識を得られ、必要な事は惜しみ無く教えて下さっております。
「この様な事は、人の身体を扱う仕事をしている者はあたりまえである」と、
本当の事ながら、きつい言葉を頂く事もありますが、
私も、さらに的確な診断と施術が出来る様に 研鑽を積みたいと思っております。