TOP > 福富健康院/マサゴ整骨院 日記 > テニス肘 は老化現象
ここ最近、肘の辺りの痛みを訴えられ来院される方が続きました。
問診にて、痛みの発生した箇所と 鞄を提げる・ヤカンを持つ・雑巾を絞る
等の 痛みの発生する動作を照らし合わせ、
これは上腕骨外側上顆炎=外側上顆に付着する腱の傷害だと判断して、
「テニスはやられていないかも知れないけど、〝テニス肘〟になりますね」
との説明を、聞かれて
「えっ!? そうなの!?」
と大抵、驚かれます。
以前、テニス選手として活躍されている学生さんの、お母さんが
「うちの子は、ハードにテニスをしているけれど、テニス肘になった事は無いのですよ」
と言われた事がありますが、別に不思議な事では無いのです。
この学生の方も、あと何十年後かに場合によっては起こるかも知れないのですが・・
テニス肘の症状の出ていた方々と言うのは、30歳後半~それ以上の年齢の方でした。
テニス肘と言う格好の良い!? 名前が付いておりますが
筋肉が衰えたところに、肘・手首や前腕の筋肉を使う動作を 繰り返し行った
事により、 傷んできた事によるもの すなわち 四十肩同様に
腱の老化・劣化がベースにあるのです。
日常の家事、作業、仕事において、物を持ち上げる・引っ張る・ぶら下げる等
以外に 最近では、長時間のパソコンマウス操作も加わって
動作の繰り返し等により起こる、腱の硬化・拘縮が原因です。
改善される手段として、『腱はじき術』により、
腱の肥厚・拘縮を取り除く事が良いようです。