TOP > 福富健康院/マサゴ整骨院 日記 > 体の硬さ 体前屈と上体反らし
「私は体が硬い方なのです。」「うちの子は、私に似て、体が硬いのです。」
と、言われる患者さんは少なくありません。
この「硬い」理由とは、大抵、〝体前屈〟を基準にして、言われている様です。
体前屈で、手が床に着かない、足首にも届かない位に「硬い」―の意味です。
しかし、この様な方は逆方向への柔軟性があると言う事も想定できるのです。
私事ですが、大腰筋緊張による過剰前弯の反り腰体形なのです。
学生の頃から体前屈は、指先が床に着かない、硬い体で苦手でしたが、
反対に、上体反らしはクラスで3位以内に入っておりました。
ちなみに、家人も同様で、マット運動の時間に、立位からのブリッジが出来た事で、
先生に言われて、お手本として、クラス全員の前で披露させられたそうです。
二人共、こう言う理屈を知らなかった学生時代に友人と、競って、前屈で凹み、
反らす事で、褒められ得意になっていた 思い出話で苦笑いしています。
筋トレをして筋肉隆々のうえ、又割ができたりして、体前屈への柔軟さがある方が、
上体反らしを苦手とされている事があります。
体は、伸筋と屈筋のバランスで成り立っており、そのバランスが崩れると
〝反らすのは得意だが、前には曲がらない〟とか、
〝前屈は出来るが、反らせない〟と言う現象が起こります。
これは、ボディビルダーの様に、見栄えを意識して、
腹直筋をはじめ、大胸筋や上腕二頭筋等の屈筋を、
偏って鍛えておられるような場合に起る事もありますが、
脊柱の屈筋・伸筋のバランスの崩れにより起こる
脊柱の後弯タイプ、過剰前弯タイプによりこの現象が発生します。
私や家人の様な、反り腰体形の方は、背筋が発達していると言うよりは、
脊柱の過剰前弯 から来ているものなので、注意が必要です。
『バランス整体』にて、このタイプの歪みを整えらる事をおすすめします。