TOP > 福富健康院/マサゴ整骨院 日記 > 自律神経の異常による自覚症状
例えば、怪我をされた事による、自覚の症状の表現は、「痛い!」に付属して、
〝表面がピリピリする〟〝キャッとする〟 〝奥の方でジーンと感じる〟等
誰しもが、一度は経験した事がある事で イメージも掴み易いでしょうし、
一般的に誰もが理解し易い、想像し易い言葉の、具体的な表現をされますね。
しかし、自律神経の異常による自覚症状を訴えられる患者さんのケースでは、
施術をする側の、治療師は、その訴えられる言葉・表現される事に対する
かなりの理解力に加え、想像力を持って、問診に臨まないとなりません。
症状のある方は、真剣そのもの、大真面目に、つらい症状を訴えられますが、
失礼ながら、つまり〝なった事の無い人には解らない〟と言う様な、
〝聞いた事も無い症状〟の内容を様々な表現 をもってされるからです。
「鍋を被ったような感じ」「昔から、右下腿部のみ風を感じ無いのが気になる」
「右の第1趾・2趾にチンチンはしる」「顎が前方へ押し出される感じ」
「眩暈でないのに、身の回りの物が目の前でグルグル回る」
「唾を飲み込む時 ボキッと 骨が鳴る音がする」
等 多種多様で、
「それの意味は、こう解釈したら良いですか?表現を変えたら、こう言う感じですか?」
等と、多少でも理解して差し上げる努力をしながら、問診を致しますが、
「いえ、私の言っている意味とは 少し違います」となってしまいますと、もう大変です。
当然、整形外科では取り合ってもらえず、神経科 の受診を勧められる様です。
性格的に、真面目で几帳面、ストレスに弱い、繊細な神経の持ち主の方が多いので、
「今まで、まともに話すら聞いてもらえなかった」「言っても、理解してもらえない」
等と 嘆かれる患者さんのうち めげずに 続けて通院して下さった幾人かの方とは、
当初よりは、意思の疎通ができ 信頼関係が築ける様になって来た頃には、
ものすごく苦になっておられた症状が、程度が減ったり、忘れる日もできたり
と 何がしかは 改善されている様です。
これらの症状は、病院で異常無しと言われる様に、器質的な問題は無いので、
生命に関わるものでは無く、一生治らないものでは無いので
あまり気にし過ぎず あせらず 心にゆとりを持って気長に調整する事で、
症状を忘れる時が 多くなってくるのです。